仕事が続かずに転職回数だけが増えていく…
マンネリ化してきて今の仕事を続けるのが苦痛だ…
このような「仕事が続かない!」や「仕事を続けるのが苦痛だ!」という悩みを抱えている若者はかなり多いはず。もちろんわたしもその1人です。
少し自己紹介をすると、わたしが大学を卒業してからの5年間の間に転職をした回数は2回です。たぶん年齢のわりには転職回数は多い方でしょう。ちなみに新卒で最初に入社した会社は僅か3ヵ月で退職する社会不適合者でもあります。
でまぁわたしも経験したからこそわかるのですが、人それぞれさまざまな理由があるにしろ「仕事が続かない」という悩みはネガティブに捉えがちです。
もしかしたらわたしはなにか問題がある人なのでは…などの不安にかられて生きづらいとすら思えてしまいます。
ということで今回の内容は「仕事が続かなくて悩んでいる人」に向けた記事です。
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仕事が続かないことはあまり問題ではない

まずいきなり結論から言ってしまうと「そもそも仕事が続かないことはそれほど問題ではない」ということです。
もちろん短期離職を何度も何度も繰り返すようなことがあれば問題になりますが、1回2回くらい短期離職が続いたくらいは気にしすぎる必要はありません。
毎日職場に通っていれば人間関係のトラブルや逃げ出したくなるようなミス、同じ日常が繰り返されるマンネリ化…職場には仕事を辞めたくなるようなきっかけばかりです。
極端な話ですが「ずっと同じ職場に勤め続ける」ということはめちゃくちゃ難しいこと。ほとんどの人は20代で数回転職をするので若い者の「仕事が続かない」というのはけっこう普通の感覚です。
「最低でも3年」は企業側の洗脳
『とりあえず3年』
— なのるなもない (@neet_rest) 2018年7月8日
この言葉の本当の意味は完全に会社都合
会社が新卒採用に掛かった経費を回収するには、その新卒が約3年間働かないといけないってだけ
何が言いたいかって私たち会社員は会社からすると所詮は「経費」という存在ってだけ
そうなんです。会社員は所詮は会社の備品と同じ扱い
「最低でも3年」「石の上にも3年」は社会人なら誰しもが一度は耳にする言葉ですよね。この「一度勤めた会社に3年縛り」という概念から「仕事が続かないのは悪!」と思われる原因です。
で!この3年縛りの本質ですが「会社が社員の採用にかかった経費を回収するには3年くらいは働いても貰はないといけないから」という理由です。つまり完全に会社都合なんですよね。
1回2回短期離職を繰り返したところでそこまで問題ないが現実です。実際のところ20代の若者が仕事を続けられないのはよくあることだし珍しくもありません。
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なぜ仕事が続かないことにデメリットを感じるのか

とはいえですよね。やっぱり仕事が続かないことに不安を感じる…という感覚もめちゃくちゃ理解できます。
定年まで今の仕事を続ける自信が無い…
すぐに仕事に飽きてしまう…
少なからず将来に不安を感じますし、いつかはどこかに根をはらなければと焦りがでてきます。
そこで明確にしておきたいことが「仕事を続かないデメリットってなんだっけ?」というポイントを理解しておく必要があります。
具体的なデメリットを知っておくだけで仕事が続かないことへの見方が変わってくるので押さえておきましょう。
出世が難しい
まずコレ。仕事が続かない人の最大のデメリットですね。仕事が続かない人は1つの会社への在籍期間が短いがために出世ができない可能性が高くなります。
例えば同じ30歳の社員が2人いたとして1人が勤続8年目、もう1人が勤続2年目の社員。そりゃあ前者の方がキャリアも経験も長いので出世しやすいでしょう。
一方で仕事が続かない人は転職するたびに新入社員からのスタートです。出世に興味がない人であればさほど気にする必要はありませんが、出世願望が強い人にはデメリットになります。
スキルアップが難しい
転職をするたびに業界や職種を変えて1からのスタートをする…というのは先ほど挙げたデメリットと同じでスキルアップが難しいです。転職先で前職で経験したスキルや知識がまったく活かせないのは辛いですよね。特に年齢を重ねるにつれて同世代のキャリアを築いてきた他の社員との差がどんどん広くなる。
業界や職種などの転職の軸が決まっている人であれば問題ありませんが、転職するたびに初めての仕事を覚えるのはデメリットと言えるでしょう。
転職回数があまりにも多いと市場価値が落ちる
常識の範囲を完全に逸脱する転職回数はいくらなんでも転職市場での価値は落ちます。例えば「20代で転職回数10回」みたいな感じの人。ここまで転職回数が多い人は採用活動において企業側に「なにか問題がある人なのかな?」とネガティブな印象が抱かれるでしょう。
とはいえ「20代で転職回数5回」くらいの人ならザラにいるのでそこまで心配ないと感じます。
ここでのポイントは「面接で自分の経歴をしっかりと説明できるか」ということ。
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転職を重ねることにメリットもある

ここまで説明した、仕事が続かず転職回数が多くなるデメリットはいかかでしたか?見る人によっては「大したデメリットじゃないのかな?」と思える内容です。
仕事が続かないことに対してネガティブなイメージがつきやすいのは、ハッキリ言って世論の同調圧力が原因だと感じます。周りを見渡すと仕事が続かない人なんて当たり前にいます。
そして仕事が続かずに転職を繰り返す行為にもメリットは存在します。それは「さまざまな職種や業界、新しい職場で働くことができる」というポイントです。
自分の理想の職場に出会える可能性がある
転職回数が多い人は自分が理想とする職場に出会える可能性が広がります。もちろん転職活動に成功して入社することができればですが、いろいろな職場や仕事を経験することにより知見が広がっていきます。例外ではありますがTwitterで人気の田端さんやMOTOさんは転職を繰り返すジョブホッパーとして高い知名度を誇っていますよね。まぁこの2人は仕事の能力が高すぎるため参考にならないかもしれませんが…。
MOTOさんは、年収を上げるために転職を繰り返す、という戦略を立てて転職をしています。転職によって自分が理想とする職場に出会おうとするのはとてもポジティブな考え方ですよね。
一昔前の時代であれば「転職は逃げ」みたいな価値観が根強かったのも事実です。しかし「20代で4回も転職した」というような人も珍しくありません。
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さいごに:「転職活動がめんどくさい」と思えたらそこがあなたの居場所

「仕事が続かない…」という悩みに対してわたしが出した答えは「仕事が続かないのはよくあること。転職を繰り返すの悪くない」ということです。
では、いつまで転職をし続けるのか?その答えは「転職活動がめんどくさいと感じるまで」です。つまり「今の職場に留まるか」or「転職活動をするか」の2つを天秤にかけた時、転職活動がめんどくさいから今の職場に留まるという選択ができるようになります。
というのも30代半ばの転職活動は20代の転職活動と難易度も戦略も違います。年齢を重ねてからの転職活動はめちゃくちゃめんどくさい。
「転職活動をするなら今の職場に残った方が楽だな…」と感じることができれば、その職場があなたの居場所です。